【誰も言わない】せどり初心者はだいたい赤字になります




スズキです。



今回はですね、



せどりの初心者はだいたい赤字になる



という話をします。









夢も希望もないようなことを言うかもしれませんけども、



現実的な話としてせどりをやり始めて



1か月〜3か月ぐらいはだいたい赤字になりやすい



ってことを今回お話ししたいと思います。









よく、せどり始めたばっかりで



いきなり月収10万円とか20万円とか



うちのコンサル生は初月でいくら稼いだ、とか



そういう話よく目にするじゃないですか。










うちのコンサル生優秀でいきなり20万利益出て、



これでもう来月にはサラリーマンの収入超えるから、もう独立できる。



みたいなね。









そういった活きのいい話をワーッとたくさんSNSとか色んなとこで見て、



まだ副業も何もやってないし、せどりどうなんだろうと思いながら見たら



みんなが景気がいいから、たくさん稼いでる人が多くてすごく羨ましいし



内心焦るみたいな、まあそういう話だと思うんですけど。










現実的な話をすると



大体そういう「初月で10万稼ぎました」「20万稼ぎました」



っていうのは



そんな稼いでません、お金残ってません



っていう話です。









まあカラクリはどういうことかっていうと、



せどりの世界の利益いくら出たっていう話は



売り上げ − 仕入れ代金 = 利益



売り上げから仕入れ代金を引いた、これが 利益



それを 月収いくらっていう言い方 をしています。












要するに粗利です。









売り上げから商品代金、仕入原価を引いた粗利益のことを



利益として、それで月収いくらあるみたいな。



それがまるまる自分の儲けみたいな感じで話してます。



いかにも ミスリード っていうか、



そういう 誤解をするような誘導するような言い方 をする方が多いので



そういう風になってしまうんですけども。









実際には、そこから経費も引いたりするので、



そこまで丸まる利益じゃなくて、



実際にはもっと減りますよって話です。










あとは、特に初心者の方で多いのが、



例えば「50万売りました。10万円利益出ました」っていう話なんですけども、



単純に言うとですね、



50万円で売った中の商品の仕入れ原価が40万円でした っていう話です。



差額で10万円が儲けとして残りました という話をされていると思うんです。









ただ、実際にはですね、物販の世界ってそんなに単純じゃなくて



翌月の仕入れ分とか、在庫としてまだ売れてない分とかも仕入れするんです。



なので実際に40万円分仕入れましたじゃなくて、



60万円分、70万円分仕入れてました、ってことがあるんです。



その状況で売り上げが50万円でした。



その売上の50万円の中の仕入原価が40万だったので



10万円の利益がありましたと、そういう話なんですね。









でも、売れてない在庫が10万円、20万円、30万円、



売れてない在庫が原価としてまだありますという話なので、



その月の仕入れ代金は実際には40万円じゃなくて



60万円だったり70万円だったりするわけなんですよね。









ちょっとややこしいかもしれませんが、



「え、という事はマイナス20万円の赤字じゃないの?」



「え、マイナス30万円の赤字じゃん」



みたいなことに気づくわけですね。








そう思われた方も多いと思うんですけど、



実際物販のはじめっていうのは、そういうことなんです。



来月の売り上げを作らないといけないので、



来月分の仕入れも今月しないといけないんですよ。








さらに、今月仕入れた分が今月全部売れるとか



そんな虫のいい話ないんですよね。



さらに新人の方っていうのは、





・新規アカウント


・新規出品者


・評価はほぼ0とか1






そんな状態じゃないですか。



はっきり言って、すぐ売れないです。








そりゃ長く出品してる人と比較すると評価が断然に少ないので



目立ちにくくなるし、売れにくいのは当たり前の話なんですよね。



そんな中で自分が仕入れた商品が、



たとえば今月50万円仕入れたとしても



50万円分の仕入れの商品が全部今月売れるっていうのは虫がよすぎますね。









売れても半分とかですね。



良い方で30万円分が売れて20万円分が翌月持ち越しという形。



実際に売上として入ってきた金額が30万円だったということで、



来月に持ち越した分の仕入れ金額が赤字になるっていう話になります。









まあそれを赤字って捉えるか、資産として捉えるかっていう話なんですが。



単純に経営的に考えると、それは繰越の資産になるので



厳密に言うと赤字っていう言い方はしないんですが



現金が減ってますっていう話です。









それを分かりやすく赤字って言い方にしてるんですけども、



実際に手持ちのお金が増えてるのか減ってるのか



せどりをやりだして1か月目、2か月目



「今月月利10万円ありました」「20万円ありました。どやぁ」



ってTwitterとかSNSFacebookで掲載したり、



「せどりを始めたんで今月10万円稼いだんだ、お前らみたいな社畜とは違うんだ」



20万円稼げたんだ、どうだ、俺はもう社畜じゃないんだ」



「自由を手にするんだ」



みたいな、こう生きのいいことをワーッて書いた挙句、



現金がガッと減って支払いに苦労して離脱してしまう。



つまり、せどりの業界から足を洗うっていう方もたくさん見てますので。











特に始めの3か月はですね、「利益が出た」「月利いくら出た」とかで



(ちょっと言葉悪く言うと)そこで調子に乗らないで



現金の管理をちゃんとした方がいいよっていう話ですね。









もっと言葉を悪く言うと、そんなことでいきんなよっていう話です。



そこでいきるんじゃなくて



ちゃんと現金の管理しっかりしろよっていう話です。









私がコンサルする時には絶対言うんですが



「初めの3か月ぐらいはお金増えません」



多分言ってないコンサルの方いると思うんですよね。




そういう人に限って



「うちのコンサル生優秀なんで、初月からいくら稼ぎました」



とか



「どうや、俺もすごいんだ」



みたいなそういう使い方してらっしゃると思いますが、



逆のことこそ本当は言わないといけないと思うんですね。









「はじめの3か月、お金増えるどころか減る可能性が結構あるんで


現金の管理しっかりしなさい」



ってことです。










とにかく早く売れる商品を仕入れる。



あとは(翌日に持ち越すにしても)後々資産として在庫が増えて



そこが回転しだすと、アカウントも育ってくる。



それらが雪だるま式にどんどん利益を生んでくれて、



その売上金額を仕入れに回してっていう形で



利益を増やしていくのがベストですね。









はじめの3か月ぐらいは在庫0からスタートするので



とにかくまず在庫を仕入れないといけないんですね。



どんどんどんどん売るためには、商品を仕入れるところから始まるので。









これは一般のお店に例えると分かりやすいです。



実際に、何か物販の店舗を経営しようとしたら、



「オープンです」ってお客さん呼ぶ前に、たくさん仕入れますよね。









たくさん仕入れて、その仕入れた分が



今月全部売れる、なんて思ってる人いないですよね?








例えば、



近くにヤマダ電機がオープンしました。



家電がずらずら、在庫もいっぱいあります。



そこのヤマダ電機の店長さんが



「今月オープンしたこの店の在庫は今月中に全部売ろう」



なんて絶対思ってるはずないんで、売れるわけがないじゃないですか。









オープニングセールとかで色々やって頑張ったところで、



ほぼほぼね、利益トントンとかになると思うんでね。



まあ大きい店だったら在庫の内の1/5とか2/5が売れたら良い方じゃない?



みたいな感じですかね。



それを1年かけて売っていく、というイメージです。



少しずつ仕入れを継ぎ足して売っていくって感覚だと思うので。










せどりでも同様に



今月仕入れた分が今月売れるって考えはなくて、



来月とか再来月に順番に売っていく。



そのためにとにかく在庫を増やすと。









もし今月、売り上げが出て、その売り上げの中から



粗利っていうのが発生したとしても、



実際には仕入れ代金の方がもっと大きいんでお金は減ってます、ということです。









まあここまでで「ちょっと分かりにくい」とか



「正直わからないです」っていうのであれば、



ちょっと一旦冷静になってくださいね。












せどりをこれから始めようと思ってるんだったら、



ちゃんと計算した方がいいと思います。



勢いでやらないほうがいいです。











特に、貯金のない方。



貯金0とか、クレジットカードオンリーだけで物販を回そうというのは、



借金だけで回している状態です。



返すあての現金が手元にないということは非常に危険なんですね。











もちろん手元にある程度資金を置いた状態でスタートした方がいいですし、



今月仕入れたとしても、来月・再来月分のも仕入れて回すっていうのが物販なんで。



今月が全部売上金として回収できなくても、来月に売上として回収するために



今月乗り切れるだけの現金っていうのを



ちゃんと用意しておかないといけないという話です。












なので、いきなりロケットスタート切ったみたいな、



今月せどり始めていきなり月収●●とか



(よくSNSのプロフィールとかに書いてるんですけどね)



せどり初月でいくら稼ぎました、



初心者から半年で月収いくらです



とか書いてる方いるんですけど



実際にそういった方は、現金増えてないですから。










現金増えるのはこれからでもっと先なんで。



1年間ぐらいかけて回していって、



ようやく安定して回るようになって、現金が増え出すんで。










せどりって魔法のようにどんどんどんどんお金が増えて、



明日にはすぐにお金増えるみたいなそういうイメージがちょっとあるんですけど



そうではなくて、最低でも3か月ぐらいかけて在庫を回して



仕入れた売り上げをまた仕入れに回してっていう感じで、



無駄遣いせずにやっていくことで、ようやく利益として余剰金が発生するということなんです。










そこを勘違いせずに、「はじめは現金が減るかもしれない」



もしくは「まあ減るんだろうな」と思いながら



仕入れをしっかりとやって売っていくということがとにかく必要で、



今月いくら利益が出るとか、せどり始めて2か月目で利益がいくら出てたとか



あんまりそういうことを気にせずに、きちんと利益になりそうな商品をどれだけ仕入れて



在庫として販売できてるのかっていうところが一番大事になってきますから。









いわゆる、そういうお金が増えたみたいな、



見せかけの数字に騙されずに



そういう数字ばかりを追いかけず、実際の足元を見て



現金がどういう風に推移しているかっていうところを



見てやっていくのが正しいやり方なんじゃないかと思います。










ぶっちゃけ、こういう話をする人、私だけじゃないかな。









あんまりこういうことを言い過ぎると、



「なんやせどり儲からへんやないか」とか、



「なんかコンサルを受けたけど、全然金増えへんやんけ」みたいなことを



結構言われがちになるんで、コンサルをしている方みんな言いたがらないんですけども。










逆にそういったことをはじめにちゃんと言っておくことで、



失敗せずに、半年~一年かけて、じっくりと自分のお店を育てることができます。



在庫を増やしながら、売上金をしっかりと仕入れに回して、



お金を増やしながら育てることができるようになりますので。



いきなり見栄えよくお金がボンボンボンボン入ってくる



っていう商売じゃないです。









要するに物販なんで。



色んな物を売ってるお店と同じ感覚で思っておいていただければなと思います。









せどりだけがそんな特別に魔法のようにお金がどんどん増えてみたいな、



そんな虫のいい話では絶対ないですから。









ということを理解した上で、



地に足をつけてやっていっていただければ、



失敗しにくいんじゃないかなと思います。









お金は、後から在庫が売り上げになってどんどん返ってきますから。



そうなってくると楽しいですからね。



是非そこを目指してやっていっていただければと思います。









ではでは、また次回~。